このまま環境問題が悪化し続けた場合、どんな未来が子供たちを待っているのかご存じでしょうか。
未来の子供は、今の『普通』の生活から大きくかけ離れた環境での生活を強いられてしまうといわれています。
例えば、どうなるかというと、
- 地球温暖化がさらに加速。2100年までに4度上昇。
- 日本も深刻な水不足に。
- 北極の氷が溶けてしまい、水面が上昇。海に沈む国や地域がでてくる。
- 海の水量が増えることで洪水や津波などの災害が増え続ける。
- 電気、水、火、ガソリン、電車などのインフラが使えなくなり生活難に陥る。
- マラリアなど、温帯気候の場所に見られる感染症が全国で増加する。
このように、今のまま環境問題が進むと、健全な未来が約束できない状態です。
では、「未来に良い環境を残したいけど・・・どんなことができるの?」
実は、身近な物を少し見直すだけで、大きな地球環境問題をくい止める一歩になることがあるんです♪
未来のことはわからないけれど、『今』が未来に繋がっていることは確かですね。
「さぁ、子供たちに綺麗な地球を繋げていくための行動を起こそう!」
このまま人々が何もしないで生活をすると、子供たちが普通に生きていくことも保証されない世界になってしまいます。でも、「何も行動しなかったら」の話です。
私たちは、何をすれば未来を変えられるのでしょうか?
今から地球のためにあなたができることを、このSDGsと合わせて考えていきましょう!
SDGsとは
2030年を見据えて、「こんな世界にしていきたい!」という17の目標があります。
S sustainable 持続可能な
D development 開発
G goals 目標
SDGsは「持続可能な開発目標」という意味を持ちます。
- 貧困をゼロに
- 巍峨をゼロに
- 全ての人に健康と福祉を
- 質の良い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 働きがいも 経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任 使う責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
これらは、2015年の国連サミットで定められ、翌年2016年〜2030年までの15年間で達成するはずの目標です。SDGsは、私たちが環境問題に少しだけ目を向けることによって、手助けできることが多いのが分かります。私たち1人1人の行動が、やがて山となって、世界をも動かす大きな力になるのです!
特に、6、11、12、13、14、15の項目は、今回の課題である環境問題とも深く関わっている問題ですね。
環境問題と合わせて考えていきましょう。
安全な水とトイレを世界中に
世界では、水不足の影響でトイレをまともに使うことができない国があります。
私たちにできること
- 水洗トイレは水を沢山使うため小で流すようにする
- 水を出しっぱなしにしないこと、洗濯の水量を減らす
- 日頃から水を大切に節約するように心がける
住み続けられるまちづくりを
地球の環境変化、食料不足、インフラが止まることで人間の多くは生活できなくなってしまいます。また、都市部に人が集まることは、災害時などに多くの被害者を出す原因にもなり、CO2が増えることで地球温暖化の原因になります。
私たちにできること
- 人を各地に分散させるため、自分の住んでいる地域の魅力を伝える方法を考える
- 地域活動に積極的に参加する
- 家電製品の使用を控える
つくる責任 使う責任
多くの地球環境を汚染する物質は、人間が作り上げたものです。また、世界で作られた食品の3分の1(13億トン)は廃棄されている現状があります。つくる側は、物がゴミになって再利用されることや地球環境に負担のない性質で作られているかなどを考えて物作りをしていかなければいけませんね。
私たちにできること
- 資源に再利用出来るものを選ぶよう心がける
- ゴミの分別をきちんとする
- 合成洗剤などの家庭洗剤の量を減らす
- プラスチックゴミを減らす(化学繊維スポンジをたわしや布に変えるだけでも、プラスチックのゴミを減らすことに繋がります)
- 食べ物は食べられるだけ用意するようにする
気候変動に具体的な対策を
生物大絶滅の主な原因となってきた気候変動。温暖化の原因になる二酸化炭素は、森林破壊によって増えますが、私たちの生活の中でも排出しないように心がけることが大切です。
私たちにできること
- 冷房や暖房に頼りすぎず、服装で調節できるよう心がける
- 家電製品の主電源をこまめに切る
- 車を使う回数を減らす。交通機関をできるだけ使う
- 電気、ガソリンの使用量を減らすことが、地球温暖化や大気汚染対策になる
水の豊かさを守ろう
海の環境を守ることは、私たちの命を守ることに繋がります。人間が魚を獲りすぎたのが原因で、これから十分に利用できる魚の資源がたったの6%になってしまいました。未来の子供たちは、美味しい魚を食べられなくなってしまうかもしれません。また、私たちが放棄したプラスチックゴミを食べた生き物たちは、命を落としてしまうこともあります。そして、ゴミが海を汚すことで生き物たちの生態系が壊れてしまうのです。
私たちにできること
- 魚はMSC認証マーク(資源を守りながら獲られた水産物)が付いているものを選ぶ
- マイバック、マイボトルを持ち歩くようにする
- 合成洗剤を使う量を減らす
- プラスチックの使い捨ては避ける
陸の豊かさも守ろう
世界では生物が年間4万種も消えていっています。日本では、絶滅危惧種が約3700種にのぼります。これらは、森林破壊や地球温暖化などの環境問題とも深く関わりがあります。
私たちができること
- FSC認証マークの環境に配慮した商品を選ぶ
- 植林活動や森づくりなどの地域活動に積極的に参加をしてみる
- 使い捨てのものはなるべく使わないように心がける
まとめ
このように、私たちの身近で行動できることは本当に沢山あります。
難しいことやお金のかかることは一切ありません。むしろ、
- 水を大切に使うことでお金の節約にもなります。
- 合成洗剤の使用を環境にやさしい石鹸に変えることで、手荒れとも無縁になれます♪
- 物を長く使うことで、大切にしようとする心が芽生えます!
メリットが沢山あると、フットワークが軽くなって行動しやすくなりますよね♪
子供たちに教えながら、親子で一緒に楽しみながら取り組んでいくのもオススメです。
さいごに
「人が何かしてくれるだろう。」「いつか誰かが良くしてくれる。」では、環境問題は悪化する一方です。でも、今私達がみんなで動けば、それが積もって少しずつ未来は明るくなっていくはず。大切なのは、気づいた人から、今から!行動に移すこと。小さなことでも、「1人の100歩より100人の1歩」という言葉があるように、あなたの行動が子供達の未来を守ることに繋がっていきます。
今から未来のために動き出してみませんか?
子供達、そのまた子供達に・・・綺麗で住みやすい地球を繋ぎましょう♪