小学校卒業後のランドセルはどうする?ゴミにはしたくない!思い出をそのままに、素敵にランドセルリメイク

卒業式が終わり、春休みの真っただ中、外を歩けば桜が満開です。
小学校6年間の節目である卒業式を終えた親御さんは、無事に卒業式を終えてほっとしていると同時に、中学校の準備に取り掛かっているのではないでしょうか。
もう使わない教科書などの整理をしていると、
「今まで毎日使っていたランドセル、中学に入ったら使うことはないけれど、どうしよう」
と悩む方も多いと思います。
私も2021年に小学校を卒業した子供のランドセルをどうしようか、しばらく悩みました。
思い出のランドセルだから捨てたくない、でも場所を取るし、カビを防ぐ皮の保管方法も分からない。
そこで、ランドセルを保管すること以外で何か別のことに使えないか調べてみました。
その結果、選択したのは・・・
6年生の保護者や、卒業した後もランドセルをそのままにしている方、今まさにどうしようか迷っている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

目次

小学校を卒業した子供のランドセルをどうするか考えてみた

海外へ寄付をする

まず思いついたのが、ランドセルを海外へ寄付することです。
少子化とはいえ、毎年日本各地で6年生が卒業し、彼らが使っていたランドセルを処分するとなると多くのゴミが発生します。
以前に使い終えたランドセルを他の国でリユースしてもらえると聞いたことがあり、ゴミを出さずに再利用できるのが一番良いのではないか、と考えました。

リサイクルショップやフリマサイトを活用する

子供が読み終えた絵本は、リサイクルショップで買い取ってもらったり、フリマサイトで出品したりしています。
ランドセルも出品されているのを目にしたことがあるので、検討しました。
フリマアプリでは送料込みで2,000円~3,000円で出品されていることが多いようです。
検討はしたのですがランドセルの大きさでは送料が高いことと、傷があるランドセルなので購入者とトラブルにならないか不安があったこと、その2つの理由で断念しました。

リメイクする

最後にリメイクできるのか、調べてみました。
すると思いのほか、たくさんの業者があり、リメイクされる種類もミニランドセルや財布、パスケース、キーケース、時計など種類が豊富でした。
価格は内容によって異なり、5,000円ほどの比較的安価なものから、20,000円台まであり、選択肢が広いと感じました。
金額が高いものは、いくつかのリメイク種類を組み合わせたセット商品です。
1つのランドセルから、いくつもの商品にリメイクできるようです。

本当は寄付したかった ≪海外へのランドセル寄付の条件≫

ランドセルリレー

画像引用:公益財団法人ジョイセフ

子供つながりの友人と「ランドセルは海外に寄付できるらしいよ」と話題になり、『ランドセル 寄付』と検索して詳細を調べてみました。
すると、寄付を支援している団体や、寄付するランドセルの送り先など様々な情報がヒットしました。
ジョイセフというNGO団体では、日本の子供が使い終えたランドセルをアフガニスタンの子供たちに贈るプロジェクトを行っていました。
アフガニスタンの女の子の2人に1人は学校に通うことができず、教育が受けられない状況だそうです。
国際ガールズ・デーに合わせて「ランドセルリレー」を合言葉にランドセルの支援をしていることを知り、ぜひ協力したいと思いました。
ランドセルの送り先も住んでいる場所と同じ横浜市ということもありぜひとも寄付したかったのですが、残念ながら子供のランドセルは寄付の条件を満たしていませんでした。

海外へ寄付できるランドセルの傷み具合

海外へ寄付できるランドセルの状態については、下記の条件がありました。

①肩ベルトが切れてしまいそうなヒビが入っていないこと
②皮の劣化等により、少しの摩擦で表面がはがれ落ちてこないこと
③バックルがちゃんと閉まること

学校のマークやシール、経験変化による汚れやはがれは気にしなくて良いとのことですが、②について、子供のランドセルは条件を満たしていませんでした。
牛皮のランドセルなのですが、肩ベルトには乾燥が原因で細かい横のヒビが上から下まで入っており、日頃から皮の専用クリームなどでお手入れしてこなかったことを後悔しています。

ランドセルリメイク

ランドセルの状態が悪く、寄付ができなかったので最終的には家族で話し合い、リメイクすることにしました。
皮の状態がとても悪い部分はリメイクに使えないそうなので、

・ミニランドセル
・オルゴール
・イニシャルキーホルダー2つ


に決定しました。
オルゴールでは、ミニランドセルにおさまるサイズのオルゴールをオプションで購入、曲名は子供が卒業式で歌った「旅立ちの日に」を選曲。キーホルダーは6年間優しく見守ってくれた子供の祖母へのプレゼントです。
日常でついた傷はそのままリメイクで使われるので、それもまた味わい深いようですよ。
職人さんが丁寧に仕上げてくれたので、出来上がりには約12ヶ月かかりましたが、貼ったシールや汚れがそのまま残っており、子供たちは大喜びでした。

まとめ

愛着のあるランドセルが形を変えて、また別のものに生まれ変わるのは素敵ですよね。
リメイク品が出来上がるまで時間はかかりますが、それもまた待つ楽しみがあり、「1年半前はこのランドセルを背負っていたのね」と家族の話も盛り上がるはずです。
一方で、状態が悪すぎて海外への寄付が叶わず、日頃の皮の手入れが行き届いていなかったのは私の反省すべき点です。
卒業後のランドセルをどうするかは、卒業の一年前くらいから子供と話し合って、方向性を決めた方が良いと感じました。
「私のランドセルは別の誰かの支援になるなら、寄付したい」と子供が選択した時にそれが叶うように、現在新小4の子供のランドセルの皮の手入れは、しっかりしていきたいと思っています。

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この記事を書いた人

やさしいしいたけ.jpライターのseikoです。
最近家庭菜園にハマっていて、つい先日はブルーベリー(サザンハイブッシュ系2種)とミニトマトの苗を植えました。
今年もレモンの木にはたくさんの蕾ができていて、今から収穫が楽しみです。
日々の暮らしの中で感じたことや、生活の知恵を共有できる記事を書きたいと思っています。

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