環境保全に向けて私たちにできること。環境保全活動への参加例

「環境保全活動に参加してみたいけど、何から始めたらいいか分からない」と思った方はいませんか?環境問題のために普段の生活からできることは始めやすいですが、環境保全活動に参加したいとなると一気にハードルが上がってしまいますよね。

この記事では、「環境保全活動に興味があるけど、具体的に何をすればいいのか分からない!」という方に向けて、少しでも環境保全活動を始めやすくなるよう活動例を挙げています。あなたが環境保全活動に参加する時は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

目次

環境保全に向けて、まず定義を確認する

環境保全とは、環境問題が引き起こされる原因となるものを減らそうとする取り組みのことです。大気汚染や海洋汚染、騒音や地盤沈下などの生活環境の被害などを防ごうとする取り組みが挙げられます。

1993年に制定された「環境基本法」では、このような記載があります。

政府は、大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染及び騒音に係る環境上の条件について、それぞれ、人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準を定めるものとする。

引用:環境省 環境基準

つまり、私たちが生活するために自然をきれいに保とうとするのが「環境保護」です。

環境保全への国民意識はコロナ禍で変化した

SDGsやサステナブルという言葉をよく聞くようになり、私たちも自然と意識するようになりましたよね。これが実は、コロナ禍になって世界的な環境問題に対する意識の高まりが関係していたとしたら、あなたはどう感じますか? 国土交通省が2021年に行った国民意識調査にて、コロナ禍において環境問題に対する意識が変わったというデータが発表されました。

画像引用:国土交通白書2021 地球温暖化対策についての国民の意識

「以前から環境問題に対する意識があり、コロナをきっかけにさらに意識が高まった」と答えた人が9%、「コロナをきっかけに環境問題に対する意識が高まった」と答えた人が13%です。そして、「多少犠牲を払っても環境保全に配慮すべき」と主張する人は、79%にものぼりました。

このことから分かるのは、環境に配慮しながらもコロナ禍で衰退した経済をまわすという「グリーンリカバリー」の考えが日本にも広まってきたということだと思います。「グリーンリカバリー」は、現在の社会において世界的に重要視されている考え方のひとつです。その考えが「日本国民の意識の変化に繋がった」と言えるのではないでしょうか?

「グリーンリカバリー」は環境保全活動に参加する上でおさえておきたい考えなので、あなたも頭に入れておきましょう!

「グリーンリカバリー」について詳しく知りたいという方は、ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。

関連リンク:「グリーンリカバリー」とは?経済復興をしつつ環境にも配慮した取り組みについて知ろう!

私たちにできる環境保全活動

それでは、私たちが参加できる環境保全活動は何か一緒に考えてみましょう!「こういう活動の仕方もあるのか」という新しい発見も、もしかしたらあるかもしれません。

環境保全のボランティアに参加する

認定NPO法人の自然環境復元協会では、環境保全のボランティアを募っています。環境活動家と一緒に参加できるため、ボランティアに初めて参加する方でも安心です。

さまざまな活動をしているボランティアがたくさんあるので、あなたのやってみたいボランティアもきっと見つかると思いますよ。

地域で行われる環境保全活動に参加する

「環境基本法」が制定されてから、各自治体でも環境保全に向けた活動は活発化しています。市民への参加も呼びかけているところも多く、地域で行われている環境保全活動に参加してみるのもおすすめです。

あなたのお住まいの地域でも、そのような取り組みがされているかもしれませんよ。この機会に、少しだけでも調べてみてはいかがでしょうか?

環境保全に力を入れる企業を応援する

最近は、環境保全に力を入れる企業も増えてきました。そういう企業の商品を選ぶのも、私たちができる環境保全の活動。

社会全体でも、そういう動きがあり、企業活動と環境保全を両立している企業に国や投資家が率先して投資する「ESG投資」というものがあります。ESG投資とは、「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」それぞれの頭文字を合わせたもので、持続可能なより良い社会を実現するために生まれた投資方法のことです。

私たちが投資をするのは難しいですが、そういう企業の製品を率先して選ぶことも投資するのと同じくらい大切なことだと思います。

環境保全のために募金をする

最後にご紹介するのは、募金をすることです。コンビニやスーパーなどの店舗に置かれている募金箱にお金を入れたり、金融機関を通じて募金ができたりしますよね。

また、公益財団法人の日本環境協会のように、インターネットから申し込んで募金をすることも可能です。これなら手軽にいつでも申し込みできるので、ネットで調べてみるのも良いかもしれませんね。

環境保全活動に参加して、私たちにできることを増やしていこう!

少しでも環境保全活動を始めやすくなるよう具体的な活動例を挙げましたが、無理に始めてみる必要はありません。まずは環境問題のために私たちができることから探してみることをおすすめします。きっと思っていたよりもたくさん見つかるはずですよ。

身近にできることが日常的になり、もっとできることを増やしたいと思った時には環境保全活動に参加してみるのはどうでしょうか?ひとつひとつ、私たちが環境問題のためにできることを一緒に増やしていきましょう!

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この記事を書いた人

やさしいしいたけ.jpライターのごとうあきらです。
3歳男の子の育児と家事に毎日奮闘しています。
読みやすくて分かりやすい記事の執筆を目指し、読者のみなさまと環境問題について一緒に考えていけたらと思っています!

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