シンボルツリーとしても大人気のオリーブの木。
緑色と銀色の間のようなスモーキーな色合いの葉が印象的で、ヨーロッパの街並みを連想させるおしゃれな木ですよね。
モクセイ科の常緑高木であるオリーブは初夏の頃から小さな白い花を咲かせ、9月頃からは実がなります。
オリーブの花言葉は「平和」と「知恵」。
このしあわせの象徴ともいえるオリーブの木は、観賞するためだけではなく、「実」それ自体も食べられますし、食用油の原料にもなります。
オリーブオイルは今では家庭で使われることも多くなり、食用以外のこと、例えばヘアオイルや美容液などにも活用されています。
今回はオリーブの豊富な栄養分を活かした簡単レシピをご紹介します。
オリーブの木は丈夫で初心者でも意外と簡単に自宅栽培ができます。
お家時間に園芸を楽しみたい方や、美容に良いオリーブを使ったお料理に興味のある方はぜひ、参考にしてください。
簡単オススメレシピ
オリーブの実で 「塩漬け」
オリーブには渋みがあるため、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム溶液)で渋抜きをします。苛性ソーダは薬局で購入できますが、劇物ですので取り扱いには注意してください。ゴム手袋やゴーグルを着用し、こぼれたときはしっかりふき取りましょう。
手順1.渋抜き
まず、苛性ソーダ溶液で渋抜きをします。
実1キロに対して1リットルを準備します。苛性ソーダは水に溶かすと熱が出るため、渋抜きをする2~3時間前に良く溶かして冷めた状態にしてから使用します。
果実を容器に入れて、苛性ソーダ液を静かに注ぎ、時々かき混ぜて浸します。
11~12時間ほどしたら果実を切ってみて、3分の2まで色が変わっていたらOKなので、苛性ソーダ液を捨て、浸す液を水に変えましょう。
朝晩と水を変えて、3~4日かけて渋抜きしたら出来上がりです。
日が経つほど段々と水が赤黒く変色しなくなってきます。
手順2.食塩水に漬け込み
渋抜きが終わったら3%程度の好みの濃度の食塩水に漬け込みます。
漬け込んでから2~3日で出来上がりです。
長期保存したい時は、8~10%にすると良いでしょう。
オリーブオイルで「しいたけのアヒージョ」
手順1.下準備
20~25枚のしいたけを用意して、石づきを取り、4等分に割きます。
手順2.オリーブオイル加熱
フライパンにオリーブオイルを1センチの深さまで注ぎ、にんにくと赤とうがらしを加えて中火にかけます。
手順3.炒める
にんにくと、赤とうがらしの香りが出てきたら、しいたけを加えて、時々返しながら炒めます。オリーブオイルが減ってきたら途中で足しましょう。
手順4.味を調える
塩で味をととのえたら完成です。焼いたバゲットといただくのがオススメです。
オリーブオイルで「ドレッシング」
オリーブオイル大匙3、酢大匙2、塩コショウ少々を混ぜたら出来上がりです。
酢をレモンに変えても良いですし、乾燥パセリやバジル、ニンニクを加えるなどのアレンジもできます。
オリーブオイルで「かけるだけレシピ」
オリーブオイルさえあれば、かけるだけでいつもの味付けに変化を持たせ、おくゆきのある味わいになりますので、ぜひ試してみてください。
かけるだけレシピ「豆腐」
豆腐にいつもの薬味をのせ、醤油とオリーブオイルをまわしかけます。オリーブオイルのオレイン酸、豆腐のタンパク質、リノール酸により生活習慣病が気になる方にお薦めです。
かけるだけレシピ「納豆」
いつもの納豆に、スプーン1杯を加えます。匂いがマイルドで食べやすくなり、納豆に含まれている栄養素ナットウキナーゼとオリーブオイルのオレイン酸の相乗効果が期待できます。
かけるだけレシピ「チーズ」
お好みのチーズを角切りにして、おろしにんにく、乾燥バジル、塩コショウとともに、オリーブオイルをひたひたになるまで入れたら完成です。すぐに食べられますが、少し時間を置くとチーズにオイルがなじみます。パンに付けたり、サラダにかけたり、パスタに和えたりするのもオススメです。
まとめ
オリーブオイルは成人病が気になる方には日頃から積極的に取り入れたい材料の一つですよね。
オリーブの実をはじめて渋抜きする時は手間がかかりますが、自分が自宅で育てた実をいただく楽しみもあります。
オリーブは実はたくさんの種類があり、品種によって特徴が違ってきます。
実を楽しみたい場合は「マンザニロ」「アルベキーナ」「コラティーナ」「アザパ」などの品種がオススメです。
オリーブオイルであればかけるだけで、簡単で美味しいレシピがたくさんあるので、ぜひ試してみてください。